健康を実感する食生活はここから

個別の食品や成分について

食品添加物が心配

メタアナリシスをみると、食品添加物による健康への影響はほぼ不明ですので、あまり気にする必要はないでしょう。添加物を気にするよりも、野菜類をたっぷりとることを一番気にすべきです。(詳しくは書籍版 p.296を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

残留農薬が心配

メタアナリシスをみると、残留農薬の健康への影響は不明です。メタアナリシスで示されている野菜の健康効果は残留農薬を含めての結果ですので、残留農薬のことはあまり気にする必要はないでしょう。野菜類をたっぷりとることが一番大事です。(詳しくは書籍版 p.297を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

インスタントラーメンは体に悪い?

結論からいうと、「インスタントラーメンが体に悪いのではなく、インスタントラーメンに偏る食生活が体に悪い」というのがメタアナリシスからみた見解です。さらにいうと、野菜をとる量が減ることが体に悪いといえます。(詳しくは書籍版 p.298を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

玄米は健康にいい?

「玄米を食べれば健康になる」といった玄米神話の根拠となるようなメタアナリシスはありません。したがって、玄米は特別に健康にいい食品だというわけではありません。しかし、次の二点の理由によって、玄米はとても健康的であることが考えられます。
①野菜的である
②米は主食であるため、1日にとる量が多い
(詳しくは書籍版p.299を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

雑穀米は健康にいい?

雑穀米は、「野菜的」とみなせる量はせいぜい1割程度です。ごはん全部が野菜的となる玄米食にくらべると、健康効果はかなり低いと考えられます。(詳しくは書籍版 p.299を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

青汁は健康にいい?

青汁は葉物野菜の粉末ですので、その重量のぶんは健康にいいといえます。現在、科学的にはっきりしていることは、野菜類をとる量を多くすることで多くの病気になるリスクが減るということです。青汁だから特別だと考えるのではなく、野菜類を多くとることが大事です。(詳しくは書籍版 p.268を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

骨を丈夫にするにはカルシウムが必要? 牛乳を飲むべき?

日本では、1965年から現在までに牛乳は2倍、牛乳を除く乳製品は3倍にまで消費は増えています。このためカルシウム不足であるとはいえません。しかし、近年恐ろしく増加している骨折として女性の大腿骨頚部骨折があります。ここを骨折すると、一人で動けなくなることから要介護者となるケースが多いといわれています。データを見ると、この骨折が増えている原因がカルシウムや牛乳の不足だとはとても考えられません。むしろ野菜不足が骨折増加の原因である可能性があります。(詳しくは書籍版 p.301を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

牛乳は低温殺菌のほうが栄養があって健康にいい?

通常の加熱処理をした牛乳とくらべて健康効果が高いかどうかについてのメタアナリシスはありません。また、栄養価についても、低温殺菌牛乳と通常の牛乳には大差はないといってよいでしょう。(詳しくは書籍版 p.304を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

関節の痛みを改善するためにヒアルロン酸を飲むことは?

治療や症状の緩和は当協会の評価対象外ですが、2015年版の書籍作成にあたり調べた6,830報のメタアナリシスの中には、関節炎のひざにヒアルロン酸を注射するという論文はありました。また、注射ではなく飲むことによる効果をみた論文もありました。正確にはわかりませんが、どちらも多少の効果はみとめられるようです。(詳しくは書籍版 p.307を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

カテキンの「脂肪を消費しやすくする」効果は?

複数のメタアナリシスがあり、効果があるとする論文もありますが、それらはどれも短期的(1年未満)な効果しか調べていないものであり、長期的(1年以上)に効果があるかは不明です。また、それらの論文は疾患の予防について調べたものではありません。そのため、これらの論文は本書の対象外としています。(詳しくは書籍版 p.307を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

その他の健康食品の効果は?

上記以外の健康食品(コラーゲン、ウコン、プラセンタ、ロイヤルゼリーなど)については、メタアナリシスはありませんでした。これはつまり、科学的に「効果がある」かどうかは不明だということです。健康のために、とこのような食品に期待するよりも、「効果がある」ことがはっきりしている野菜類をたっぷりとることをおすすめします。(詳しくは書籍版 p.308を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

そのほか、食に関する「○○が健康にいい」というものは?

基本的には、2015年版で紹介しているメタアナリシスが、食と疾患予防について研究したメタアナリシスのすべてです。したがって、2015年版にメタアナリシスがなければ、それはすべて科学的にはっきりしていないことだと判断してかまいません。たとえば、次の内容についてはメタアナリシスがないので、科学的にはっきりしていないものとなります。

・食べ合わせの問題
・朝のフルーツは金(果物は1日の早い時間に食べるほど健康にいい)
・水をたくさん飲むと健康にいい
・アルカリイオン水が健康にいい
・食品から酵素をとることが大事である
・1日1食の食生活が健康にいい
・薬膳がいい
(詳しくは書籍版p.310を参照)

書籍版はAmazonで販売中です。「本当に健康になる食」はこれだ! 2015年版

 

PAGETOP
Copyright © 食・健康情報評価協会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.